背ぇ高のっぽ

ポヂがウチに来てから、早5年。
2003年の8月に拾ったのだった。

私が優しさ成分でできてる人間だから、ノラ猫ポヂもすぐ私になついたの~

そう思ってくれてるうさぎちゃん、ありがとう。
そうしとこうかと思ったけど、実はちがう……

ノラ猫だったけど、おそらく捨て猫からノラ猫になったのではと思うぐらい、
ポヂは人懐こかった。
それが不憫さを増したのは言うまでもない
毛並みから想像して、もしメインクーンが混ざってるとしたら、
人懐っこさはそのせいかと思われ。

そもそもポヂは、オット君が目をつけてて、ご飯をあげ始めた。

私はずっと前から拾いたかったが、いつも
「もうこれ以上、ダメだからなっ!
そうきつく言われてたから我慢してた。
なので、ご飯をあげ始めたときから私は内心ウキウキだった。
そう言ってたハズのオット君はポヂのワイルドさに、
どうにもこうにも惹かれてしまったようだ。
私には「たぬき」にしか見えなかったけど?

初めてご飯をあげた時から、人なつっこさを発揮していたポヂ。
さらに。
オット君は、秘技を持っている。

命名「ぶらんぶらん」

動物飼育歴は私よりダンゼン短いのに、
いつの間にやら妙なワザを得とくしていた。
この「ぶらんぶらん」攻撃で、ポヂはノドをゴ~ンゴンと鳴らす。
ノラ猫ポヂ、すっかりオット君の虜状態に。

この「ぶらんぶらん」。
どういうワケだか、よそ様のワンニャンたちも大喜び。
ただ、ワンころチャンの飼い主さんを慌てさせてはいる。
「ヤメて~」
そう言われたこともあるそうな。

ばか。

この秘技「ぶらんぶらん」はまた、別の機会に紹介するとして。

ポヂはいつ捨てられたのか分からないけど、
(我が家では捨て猫説が決定済)
我ら人間の食べモノに一切、興味を持っていなかった。
単に知らなかっただけ。
そして、初めて刺身をあげた時は、明らかに

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こんな顔。
驚いたみたいだった。

でもスグ忘れちゃうみたいで、刺身をマメテンがくれくれ言ってても、
ポヂだけはぼんやりとあらぬ方向を見ていた。

しかし、さすがに何度もあげると、
マメテンのくれくれ攻撃で自分も参加するようになる。
とはいえ、マメテンの後ろの方でオットリ座ってるだけ。
そして、人間の手からは食べられない。
床に置かないと食べられない。
手の上に乗せてあげると、どうしていいか分からないようだった。

それが最近、やっと手から食べられるようになる。
5年かかったってコト?

……

まあ、あまり人間の食べ物あげないからなのであるが。

そんなポヂだったが。

最近は、一人でもくれくれ攻撃をするようになった。

このように。

setaka.jpg

こうなって気づいた。

ポヂもん。

背ぇ、高かったンだねぇ。

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