サンの「ごーはーんっ!」攻撃の声を聞き、
マメテンポヂが、わらわらと出てくる。
サンのギリギリ登れない高さまで、
降りてくる。
ご飯のことで頭がいっぱいのサンは、
老猫たちが近くまで降りてきても、
今は関係ない。
あの小っさな脳みそは、
一つのことしか考えられないのだろう。
……
私と一緒って?
誰?言った人!
朝同様、ご飯は玄関脇の部屋で食べるサン。
私がカリカリを持って行こうとすると、
誘導するように走る。
はりきりサン。
PM5:30

ご~は~んっ

あ、そっれ

ご~は~んっ!

さあ、撫でろ
なぜだかサンは、
ご飯を食べる前に必ず、
撫でることを要求する。
保護したばかりの時、
撫でながらご飯をあげていたからか?
それとも、
玄関脇の部屋を
『撫でさせる部屋』
とでも思っているのか?
不明だが、日課。
不思議な日課。

至福の時
その頃、リビングでは。
あ~
ゴメンゴメン。

……
後回しにして悪かったね~。
チビには内緒で、
カリカリの他にトロ~リレトルトもあげるから。
と思ったら。
玄関脇の部屋にいるくせに、
なにやら匂ったようだ。
「オレもーーーー!」
ああなると、うるさくてしょうがない。
ご近所さんにも迷惑だ。
ただこれ以上、たっぷんサンになったら困るので、
ものすごくちょっとだけあげる。
レトルトを一口食べると寝る時間だと思ってるらしい。
アッと言う間に静かになる。
全ての猫、食事終了~。
再び、
マメテンポヂの、
リビングまったりタイム開始。

こねはちマメ

デカ尻テン

クッション
独り占めポヂ
PM8:00
オレ起きたー!
オレ起きたー!!
オレ起きたー!!!
寝ていたサンが起きて、再び騒ぐ。
ここでまた交代。
マメテンポヂは、
またまた寝室の高いところに。
リビングに出てきたサンは朝同様、
老猫らの食べ残しをチェック。
だから、ないってば!
リビングにいる時は、ほとんど声を出さないサン。
鳴く時間、鳴かない時間、
メリハリのある生活。
あんなに騒ぐ猫のくせに、
あんまり静かなので探してみると、
大抵、コッソリ悪さ。
それは、相変わらずのゴミ箱漁り。
まだまだ続くサン・ブーム。
PM11:00
そろそろおネムのサン。
寝室に行きたい。
行けばいいのに、
1匹では行かない。

オレ寝るー!
ごはんーっ
玄関脇の部屋でサンを寝かすことにした際、
数粒のカリカリで部屋へおびき寄せ、
それで寝かせていた。
そのせいで、
カリカリ食べて寝る!
あの小っさい脳みそが、
シッカリ、そう覚えてしまった。
はっ
これが原因か?
サンのたっぷん腹。
そいつは困った。
う~ん
カリカリを1粒に減らそうか。
それでおとなしく寝るだろうか。
う~ん
人のそんな心配をよそに、
グースカかよ

マイペース・サン
うさぎちゃんがくれたベッドからも、
はみ出すくらい大きくなったサン。
我が家はこのように狭い室内を駆使して、
なんとか共同生活をしてもらってる。
時間にすると、
ほぼ12時間ずつリビングを交代で使っていることになる。
サンの出し入れ、
最初はめんどくさかったけど、
いい加減、慣れてきた。
サンには早く大人になってもらいたい。
それよりも、あの叫び声だ。
明日もうるさいンだろ~な~。
ご近所さん、
怒ってるだろ~な~。
いつ、面と向かって怒られるンだろう……

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