檻の中

リビング二交代制で、玄関脇の部屋に隔離していたサン。

秋から春の間まではそれで良かったが、真夏にドアを閉め切るのはサンも人間も暑い。
早急に何か対策をたてねば。

そんな我らに神様からのプレゼント。

おあつらえ向きの柵が落ちていたのだ。
ゴミ捨て場に。

すみやかに回収。

柵はこの高さ。

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当然、ポヂは軽々と飛び越せる。

サンは片足猫なので、両足猫のようなジャンプはできない。

この柵を廊下にはめ込むだけで、噛む猫と噛まれる猫を隔てることができる。

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 檻の中にいるようだ

この柵があるだけで安心と理解したマメ。

こんな近くまでサンを見に来ることも。

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 やじうまマメ

絶対向かってこないと分かった上で、「ミギャーッ!」とサンに罵声を浴びせるマメ。

まさか。

「おまえの母さんデベソーっ!」

とか言ってンじゃないよね?
……
弱虫おマメ。

柵になった分だけ隔離感がなくなり、猫同士ももっと確認し合えるという期待もあり、風通しも良くなった。

と思ったのも束の間。

オレ起きたーーーー

朝の声が、一段と大きく響き渡る。

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 おはよーーーっ!

早朝から響き渡るその美声。

ぜひ皆様にも。

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喉、強し!

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