保護猫から飼い猫へ【あんず編】

1月22日(金)にタマホームへ来たあんず。

5月6日(金)
優しい優しい胡春のおとうちゃんとおかあちゃんが
あんずを迎えに来てくれた。

ちょうど3ヶ月半、一緒に暮らした。

あんずは募集もかけてないしポスターも作ってない。
なぜなら。

タマホームのコにするつもりだったから。

なぜあんずだけ手元に置こうとしたのか。
それをなぜおとうちゃんとおかあちゃんに託したか。
ワケがある。

それを書いたら、ものすごーく長い日記になってしまった。
興味と根性のある方、どうぞ〜。

あんずに初めて会ったのは2015年9月。

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 生後
 2〜3ヶ月の
 ころだね

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 後ろに
 いるのはマロン
 
 

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 生後3ヶ月も
 過ぎると
 勝手に
 室内侵入し
 わーわー
 きゃーきゃー
 遊び放題

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 お客さま〜
 そんなとこ
 入られたら
 困ります〜

元々、4きょうだいを保護する気はなかった。
里親探しなんてやったこともなかったから、その選択肢がなかった。
なので、保護するってことは飼うってことになる。
1匹ならともかく4匹なんて到底ムリ。
避妊去勢手術だけして地域猫になってもらう予定だった。
この地域猫活動だって初めての体験。

避妊手術は体重2kgから執り行われる。
タマホームのかかりつけ獣医さんは3kgを推奨。

4きょうだいは全員、毛がもこもこしてた。
そのせいで大きく見えた。
見ただけだと2kg超えてるかなと思った。
念のため写真を撮って先生に見せにいくも、
かかりつけの先生が診察中だったので別の先生に見せた。

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 きょうだいを
 代表して先生に
 見せた写真が
 コレ

「これぐらいなら手術できますよ」
そう言われたので捕獲することに。

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 あんずは毎回
 誰よりも早く
 ご飯を食べに
 来てたせいで
 誰よりも早く
 捕獲された

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 捕獲箱に
 閉じ込められた
 瞬間は
 ビックリしたけど
 中に入れてあった
 ご飯を全部
 たいらげたお方

手術当日。
予想どおりオンナの子ちゃんだったので2泊入院、オット君とお見舞いに。
とはいえ、あんずからしたら見ず知らずの人間1号2号。
怯えさせただけだった。

その際、先生から衝撃的なことを聞く。
あんずの体重は3kgどころか2kgにも達していなかった。

今、捕獲箱に入ってる写真を見返すと分かる。
かなり小さかったな、と。

野良の場合、麻酔をかけて体重を計るので、そこで初めて分かる。
先生も小さいなと思ったが、野良なので二度と捕まらない可能性がある。
リスクの少ない方をとり、小さくて大変だけど手術執行。
かかりつけの先生は見事、手術を成功させてくれた。

成功とはいえ、まだまだ小さかったのに手術させてしまった。
それによってどんな影響があるんだろうと先生に質問。

2〜3kgに満たない状態で手術をするとどうなりますか?

脂肪がつきやすくなります。

そっか〜。
カラダが出来上がる前にホルモン状態を変えてしまったことになるもんね。
人間でいうとまだ中学生。
本当に可哀想なことをしてしまった。
やっぱり写真はかかりつけの先生に見せるべきだったよ、くそ〜。

このことから、あんずのカラダがとても心配になってしまった。
とはいえ、保護してウチの子にしようとまではいかなかった。

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 また
 ご飯を食べに
 来てね
 絶対来てよねと
 お願いしながら
 地域へ戻した

この日からもう毎日、泣きたい気持ち。
来ますよーに
来ますよーに。

かかりつけの先生にも心配を口にしたら、
「性格のいいコだから来ると思いますよ」
と言ってくれた。

確かにみんな、性格いいもんね。
素直で明るいの。
でも怖い目に遭ったんだから、
さすがにどうだろうって思ってたら。

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 わりとすぐに
 来たよね

もー食いしん坊で良かったー。
泣けるぐらい嬉しかったよー。

こんなことがあったせいで、あんずへの思い入れがとても強くなった。

ほかのきょうだいは保護することが決まってから適正体重で手術したけど、
こういう経緯で、あんずの耳だけVカットが著しい。

『桜カット』って呼ぶんだね。
あんず&胡春のおかあちゃんがそう言ってて、初めて知った。
本当に桜の花びらみたいな形だな〜って思った。
サクラって名前にすれば良かったかな。

あんず手術の1ヶ月後に全員保護することが決まったんだけど、
その時点で、あんずはウチのコになるかな〜?という想いがうっすら芽生えてた。
もし、一番最初に手術したのが他のコだったら、
たとえばそれがライチだったら、ライチはウチのコにって思ったんだろうな。

でまあ、全員保護することが決まったのは良かったけど、
一度捕獲箱で捕まったあんずは、また捕獲箱に入るのでしょうか?

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 これが
 入っちゃうン
 だよね〜

入ってくれてものすごーーーーくホッとしたけど、
2回も入るって、性格いいとかそういう問題…?

まあ、捕獲箱はビックリするだけだからね。
すかさず目隠ししてあげたら、すぐおとなしくなるし。
目隠ししないで移動させるのは、これはホントに可哀想。
見えてるせいでかなりの恐怖だと思うし、
見えてるせいで逃げられると思っちゃって暴れるんだと思う。
人間が追いつめて捕まえる恐怖に比べたら捕獲箱は忘れやすいかもしれない。

こうして保護したあんずを大急ぎで病院へ連れてって、
検査とノミ取り虫下しワクチンの医療ケアのみ。

血液採取の際は、あんずの脚を摑んで止血のお手伝いしたよ。

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 麻酔が覚める前に
 タマホーム到着
 まだ寝ぼけ状態
 この後なぜか
 トイレの中で
 お眠りに
 その後
 麻酔が覚めて
 ゲー吐く

この段階で、あんずはタマホームのコにとほぼ決める。
そのため、ポスター作成も募集もしなかった。

これ以降はブログに掲載してきたとおり。

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 嫌がってるのに
 毎日毎日触られ
 そのうち
 撫でられるのが
 気持ちいい
 ことに気づく

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 好きな
 場所で

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 コロン
 コロンと

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 遊んでる
 うちに

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 人間のことも
 へっちゃらに
 なった

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 嫌がるサンに
 遊べ遊べと
 迫り

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 めっちゃ
 怖い糸に
 脅かされる

そう。
なぜあんずを貰ってもらうのかというのは、これだった。

タマホームであんずが暮らすには、糸が厳しすぎる。

猫への礼儀は絶対欠かさないあんず。
あれだけ糸に挨拶したにもかかわらず、めっちゃ糸にビンタされてた。
1日1回は泣かされてたし。

糸のことを叱ったりもしたけど、本能の部類だからどうしようもない。
あんずもとうとう挨拶を諦めて、私の側に逃げてくるようになった。

その反面。
遊びたいあんずが遊びたくないサンを追い回すようになる。

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 サンに
 飛び乗って
 首根っこを噛む

サンはあんずから逃れるために走るんだけど、
目が見えないからあらゆるところに激突しちゃってる。

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 糸には何やら
 耳打ちされて
 ビビりまくり
「チョーシに
 ノってンじゃ
 ないわよ」的な?

これも月日が経てば慣れてくンだろうなとは思ってた。
思ってはいたが、糸もサンもあんずも全員、不憫だった。

そこへ、なんと!

優しいおとうちゃんとおかあちゃんが、
胡春とあんずを姉妹で引き受けてくれるとの申し出が。

胡春は胡春で心配だったからあんずと一緒なんて、とっても嬉しい!
若くて遊びたい盛りのあんずが胡春と一緒なんて、とっても素敵!

こんなシアワセなことが起こるなんて〜。
感謝感謝です。

胡春だけ一足先の引っ越し作戦は成功だったようで、
胡春が本来の明るさを取り戻した頃にあんずのお迎えとなった。

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 タマホームに
 来たばかりで
 それどころじゃない
 胡春に
 ちょっかいを
 出してたあんずが

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 それどころじゃ
 ないのに
 大歓迎の胡春から
 ちょっかいを
 出されるという
 逆転劇

すでに報告したとおり、
あんずは怯えるどころか、
「引っ越しなんてアタチ聞いてないんだけど」
みたいにムッとしてた。

人間がもうへっちゃらなせいか、
ケージから出せ出せコールが尋常じゃなかったらしい。

寝不足になったおかあちゃんの目に
ツキノワグマ100匹ぐらい集まったってよ。

それでも心配性のおとうちゃんがやっぱり心配性でガマンしてたらしい。

それにシビレを切らしたのがあんず。

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 腹見せるから
 おとうちゃん
 安心してね作戦に
 出た

まんまと作戦成功し、引っ越し4日後に室内フリー。

その数時間後には。

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 家具の
 隙間に
 隠れることも
 なく

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 胡春と
 分身の術で
 おかあちゃんを
 惑わす

良かった良かった。

これでもうあの頃を思い出さなくて済む。

マロン、胡春、ライチを保護したあと。

ひとりぼっちでご飯を待ってた、保護されるまでの1週間。

タマの仕事場マンションの部屋の前で座って待ってた。
階段を3段登ると、
いつもそこで待つあんずの小さなシルエットが見えた。

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 写真は撮って
 なかったけど
 こんなふうに
 待ってたんだよね

よくガンバったね。

胡春の爪切りに成功したおとうちゃんに応援ヤッタネ!

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見に来てくれてありがとう

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