いつの間にか最年長になったサン。
今年もワクチン接種と血液検査の日がやって来た。
最年長だけあってキャリーバッグを出した途端、すぐ分かる。
しかし、そこは目ナシの３本脚。
難なく捕まって病院行き。
バッグに入ったら甲高い雄叫びを発す。
それはそれは悲痛な叫びだ。
そんな声が家中に響き渡れば、当然こうなる。
なになに？
どーした？
どーした？
保護時以来、２年間病院へ行ってない花とトリでもこんなだ。
何度も病院へ行ってる糸などは。
アタシ？
アタシは絶対行かないわよ
的なイカ耳
糸はんは来週だから、イカ耳になるのはまだ早い。
外に出ても雄叫びをあげつづけるサン。
家の中ではピリピリ感が広がる。
はずだが。
ナンの異変も感じないお方が
静かに雄叫びを見送る
雄叫びが
ずっと近所中に響いてるのに
鳥の方が気になる安定ぶりだ
そしてサンすけちゃん、無事にご帰宅。
血液検査も異常なし。
体重が500ｇ減ってたので、増やすよう努力。
帰ってきてもまだオロオロ、ウロウロするサン。
怖かった怖かったとでも言うように、
にゃおんにゃおんと恐怖の発散を続ける。
そんな声を発してたらさ、
それでなくてもビビリの保護猫あがりと、
神経質のイカ耳ちゃんがさ。
あれ？
全然平気じゃん
声の質が違うのか
睡魔のほうが勝ってるようだ
それなのに…
あれだけ無反応だった姫が
謎の怒りを爆発中
恐怖心がまだ
ぬぐえないサンに向かって
うーうー
ウーウー
唸りっぱなしだ
挙げ句の果てに。
なんでシャー？
サンが可哀想だからやめれ！つっても
ずっとずーっと唸ってた。
病院のニオイした？
ワクチン行って震えたこと思い出したのだろうか。
一日中、唸るつもりなんだろか。
めんどくさいな〜
って思ってたけど、そこは所詮ネコ。
昼寝して
起きたらすっかり
忘れたようだ
次は糸が行くんだよ。
また糸に向かって、ウーウーのシャーシャーなんだろか。
全っ然、怖くないけどね。
まだあと３匹連れてかなきゃいけないタマに応援を ﾈｯﾄﾆﾊｲﾘﾏｽﾖｰﾆ
