それは、いつものように。
タマが仕事から帰ってきた日のこと。
ただいま~
おかえり~
この日は珍しく。
ポヂも
お出迎え
いつものように
クルッと
ひと回りして
タマの脚に
スリスリ~
しようと思ったら。
勢い余って外へ。
何やら
「あれ?」っと
思ったらしい
「あっちにも
行けるのか?」と
思ったらしい
「どこ行くの?」と言っても、振り向きもしない。
それどころか。
もっと向こうへ行こうとする。
こりゃイカン!ということで。
怖い声で
「危ない危ない」
と言ってやる
途端に
怖くなっちゃって
慌てちゃって
入り口
見失っちゃって
壁に激突
は~
怖かった
と安全地帯へ
サンすけよ
キミの世界は
本当はもっと広いのだよ
外に世界があることを忘れさせた過保護なタマに応援を
今日も来てくれてありがとう
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その頃、ポヂは。
サンが
入って来るまで
ずっと待ってた
野良時代が長かったせいか
外には一切、興味なし。
スタスタスタスタ…