私は小さい頃、叔母から毎年クリスマスプレゼントを貰っていた。そのお返しという訳ではないが、私も叔母になったらプレゼントしたいと思っていた。幸い姪っ子が2人おり、高校卒業までプレゼントを続けるつもりでいる。
そしてこの本は、姪っ子にあげたクリスマスプレゼントの1つ。
『アンジュール―ある犬の物語』
これは夫が見つけて購入してきたのだが今は私の宝物であり、何かの折には好きな人にだけプレゼントしている本である。
犬好きに限らず、全ての動物好きの人や孤独を感じたことがある人に読んで欲しい1冊。
何といっても絵が素晴らしい。
鉛筆デッサンだけでこれだけの情感を表現できることに、とても驚いた。
ほんの少しだけど中を紹介。文章は一切ないサイレント絵本。
【アンジュール ある犬の物語】 ガブリエル・バンサン著
忘れた頃に読み返すと、その都度、泣けてしまう。
物語は知っているのに、捨てられたアンジュールを想うと泣けてしまう。
そしてウチの駄猫を慌てて抱きしめる。
とてもイヤがられる。
特に捨て猫ポヂは最低1年間は野良猫で、ものすごい甘えん坊なのに1年以上もたった一匹で生きてきたことを思うと抱きしめずにはいられない。イヤがられても。
ポヂ、今シアワセ?
ねえねえ、シアワセ?
ちなみに、姪っ子に初めてプレゼントした本はこれだった。
100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1)) (1977/01) 佐野 洋子
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この絵本も私は大好きだが、チビッ子には難解。大人になって読み返してもらうことを見越してのプレゼントだった。
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