ぴーちゃんとぽーちゃん

今回は誰にも邪魔されずにぽーちゃんの紹介です。

太田さんチのぽーちゃん

ぴーちゃんとぽーちゃん

まず、私がなぜぽーちゃんのことを多くの人に知ってもらいたいと思ったか。

それは2015年の秋に遡る。

私が初めて地域猫愛護員になったのは、この年に子猫4匹がごはんを食べに来るようになったから。

手術できる年齢になるのを待つうちにすっかり情が移り、里親を探そうと、大人猫含む5匹を一斉に保護した。
初めての保護活動だった。

子猫4匹のうち、
ゆず改め胡春とマロンの2匹を預かってくれた方がいた。

胡春は里親さん宅へ行く前にタマハウスへ戻してもらったが、マロンはそのまま3ヶ月近く預かってもらった。

マロンがようやく本当のおうちへ引っ越すのと入れ替わりに、預かりボラさんの元へやってきたのがぴーちゃん。

福島の楢葉町で厳しい生活を送っていたぴーちゃんを保護したのは、ぽーちゃんのパパさんである太田さんだった。

マロンの預かりボラさんがぴーちゃんの里親さんを探すと、太田さんの当時のブログに書かれてる。

太田さんの撮ったぴーちゃんは西島秀俊に似てた。
そっくりだとオット君と話してた。
これなら西島秀俊ファンが欲しい欲しいつって、
ぴーちゃん、すぐ貰われるわ!
なんて話し合ってた。

私は預かりボラさんと二度と会うことはないけれど、マロンと入れ替わりにきたぴーちゃんのことはずっと気になってた。

あれから1年半。

ぴーちゃんは太田さんの元へ戻ってきた。

重い病気にかかって。

戻ってきてからの献身的な介護の日々。
時間と労力とお金がいくらあっても足りない日々。

そんな日々を追ううちに私にできることは何かないだろうかと思い始め、ぽーちゃんのことを多くの人に知ってもらいたいと考えたのでした。

ぴーちゃんのことを知ってもらいたい気持ちもあった。

そこで【やさしいねこです。
タマハウスにやってきたよ。

初めて里親活動を始めた時、
もしこの写真集に出会ってたら号泣してたに違いない。

外にいるネコたちとどっぷり向き合って、不安で不安でたまらなく心細い気持ちだったあの時に読んだら、私だけじゃないって思えて、ものすごく安心できたと思う。

ぴーちゃんとぽーちゃん

 しかも
 笑わせてもらいながら

ぴーちゃんとぽーちゃん

 太田さんのフィルターを通したぽーちゃんは
 けなげでいじらしく放っておけない

ぴーちゃんとぽーちゃん

 でもね
 どのコも一緒なんだよね

 みんなけなげで
 いじらしくて
 やさしい

いつだってニンゲンを許してくれるやさしいねこたち。

そんなことを思い出させてくれる写真集です。

おもしろく読みながら地域猫活動というのがどういうものかが分かってくる。
良書です。

ぴーちゃんとぽーちゃん

 タマハウスのぽーちゃんは
 サンすけ

とは言いづらいかな。

だってサンは子どもの頃、めっちゃ悪くて強かったから。

今は最弱だけど。

ぴーちゃんとぽーちゃん

 若猫の面倒もみないよ

 これめっちゃイヤがってるし

ぴーちゃんとぽーちゃん

 寒がりの姫に
 くっつかれてるけど

ぴーちゃんとぽーちゃん

 ガマンできたの1分
 ウルトラマンより短い

【やさしいねこを読んだあとは、
私のネコを抱きしめたくなる。

様々な感情が呼び起こされる。

ごはん、待っててね。
おもちゃ、待っててね。
ブラッシング、待っててね。

ネコたちはいつだって、ずっと待っててくれる。

でも、一番待ってほしい時。

絶対、待ってくれない。

あっという間に逝ってしまうのだ。

それがわかってからは待たせないようにしてる。

今、この時しかないんだよ。

ぴーちゃんとぽーちゃん

呼んでも振り向いてくれなくなった時。

後悔しないために。

それもムリだけどね。

ネコと暮らしてる人
ネコと暮らしてた人
ネコと暮らしたことがない人
これからネコと暮らしたいと思ってる人

【やさしいねこをおうちに迎えて、いろいろな感情が呼び起こされるといいね。

太田さんのブログ
うちのとらまる
今、ぴーちゃんはガンバってます。

ネコと暮らす人にとって、まったくの他人事ではないはず。
ネコの介護はもとより、
ココロのこもったネコとの向き合い方を教えてくれてます。

※この記事をアップした2時間後
 太田さんの愛情溢るる手の中で
 ぴーちゃんは立派に虹の橋を渡りました。

ぴーちゃんが太田家で幸せになったことを何よりも嬉しく思うタマに応援を ピーチャンヲオウエンシテクダサイ

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見に来てくれてありがとう