花の襲撃からサンを守るべくとられた対策。
それは。
タイガーとの相部屋作戦。
そうは言ってもタイガーちゃん。
そう、あなたは猫エイズキャリア。
みすみす感染させるわけにはいかないから、サンと同室にはできないのよ。
てことで、サンがいる間はタイガーはケージ暮らしをしてもらうしかない。
だがしかし。
タイガーちゃん、ひと部屋を数年間独り占めしてきた。
そりゃもうノビノビとひと部屋を使い放題してきたのだ。
そこで、まずはケージのことを思い出してもらおう。
いざ設置。
なんかすんなり入ったな
出たり入ったり
やっぱり用心してるのだろうか
まったく用心してないわ
むしろ不用心すぎるわ
神経質になったらどうしようと心配してたけど、これなら大丈夫か。
ということになり。
大型犬用のサークル買いました
大枚はたきました
しくしく…
天井は板を置くことにして、オイルヒーターは中に入れたほうが暖かいよね。
だの、
寝床は奥の方が落ち着くよね。
だの、
いろいろあれやこれや神経使ったんだけどね。
いやもう
ケージに抵抗なさすぎ!
タイガーにはストレスが大敵だから
そこまでリラックスしてもらえてホント安心したよ
まあ
そこに入るのは夜だけだしね
さあ、タイガーが大丈夫だったから次はサンにも見せなくちゃ。
見せるって…目ぇないけど。
タイガーが来る前は、サンはこの部屋が大のお気に入りだったんだよね。
3年ぶりに入れてみたところ。
久しぶりすぎて
初めて入った部屋の感覚?
しばらくすると確認し始めた
目ぇないのに
タイガーは
サンとはほぼ初対面になるかも
アタシの部屋なのに…
な感じでボーゼンなのだろうか
サンはというと
夏は涼しく冬は暖かい
お気に入りだったこの部屋のことを
思い出したようだ
ここでサンには退出してもらって、タイガーの様子を窺う。
ケージから出ても
なんだかぼんやり
いや、顔が…文句言ってる?
なにアイツ
ガンつけようとしても目が合わないんだけど!
ごめん、目ぇないからそれムリ。
実際はどう思ったかはわかんないけど、予想外にタイガーは大らかだった。
さっそく、その夜からタイガー相部屋開始。
ケージのドアを閉めると
ジーッとドア見てる
なんか申し訳ない
サンが入って来ると
自分の寝床に入って出てこない
サンはまたしても室内点検に余念がない
目ぇないのに
こうして、この夜からタイガーとの交代制相部屋が始まった。
誰も来ないことが分かったらしく、サンはゴロゴロがとまらない。
みんな仲良くないから、工夫して暮らしていこうね。
前回の冬は花の近くでも大丈夫だったのに
仲良くなくても
一緒にいることはできたのに
花がもう少しトシとって、落ち着いてくれるのを待つしかない。
…落ち着くのか?
ともかく、花の襲撃対策はこれで大丈夫。
サンもヘソ天で寝だしたところを…
覗いてるお方が。
サンとタイガーの相部屋が、まさかこのお方に関係してくるとは。
この時は全然思ってもみなかったよ。
恐怖の12月を迎えるタマに応援を タイヘンダッタ…