キャリーバッグ

病院へ行くために、ネコらはキャリーバッグに入らなければならない。

みんな、とてもイヤそうだ。

そんな中、タマハウスに来てから1年経った時の姫ちゃは、自ら進んでキャリーバッグに入っていた。

捨て猫だったお姫さん。 タマハウスの玄関から、 止めるのも聞かず食い気味で入って来たんだった。 あれから1年。

あれから5年。

毎年毎年、病院に行くたび入れられてたキャリーバッグ。

そうこうするうち、姫ちゃはキャリーバッグを見るだけで逃げるようになった。

ムダに天才。

でも、すぐに病院へ行くのは自分じゃないと気づいた天才。

自分が行かないなら平気らしい。

逃げたけど病院へ行くのは自分じゃないと気づいた猫 #shorts

姫ちゃは怖いもの見たさなのか、いったん逃げてもすぐ戻ってくることが多い。

目薬とかラキサトーンを見ると、すぐ逃げるのになぜか確認しに戻ってくる。

天才のはずなのに。

キャリーバッグも放っておいたら、もしかしたらまた自ら入ってるかもしれない。

なんせ入れそうなところがあれば、どこでもすぐに入ろうとする。

 しかも洗って
 やっと乾いたとこなンだよ

ニンゲンの食べ物を入れる物なのに。

天才なはずなのに。

米櫃に入れなくて断念した姫ちゃに応援を マイカイ、トライスルノヤメテホシイ

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