あ
7月1日に事件があった。
いつも、タマねえさんが帰宅すると、玄関でクルクル回って歓びを表現
するのはである。その背後からのっしのっしと歩いてくるのが
。さらにその奧の部屋で顔だけ見せて待っているのが
である。はずなのだが、その日はの姿がない
のことがあってから、帰宅するとまず全匹の姿を確認する癖がつ
いてしまってるのでが姿を現さないことが少し恐く「どーした?
、どーした?よ」と名を呼びながら部屋を見に行くと、
ヨロヨロと歩くの姿が。驚きのあまり「ひ~~~どーしたぁぁ
ぁ?」と叫ぶタマに背を向けると、物影に入りは横たわってしま
った。見回すと、辺りはの毛が散乱。もチビってる。これは間
違いなくにやられた痕跡。横たわるに呼びかけるも反応
ナシ。しかし、その間も当のは「ご飯まだ?ご飯まだ?」と騒ぎ
まくる。とにかく、まずとにご飯をあげて
を隔離。するとようやくがフラリと立ち上がる。は洗面
所へ向かうものの、ヨロけてヨロけてしょうがない様子。尋常ではない様子
のの後を追い身体を点検するが、どこもケガはない。しかし、その
目がー
は、片方は大きくなってるのにもう片方の目は細いまま。しかも瞬膜が目
子もない。これは事件だ!と大急ぎで動物病院へ。早速オトコマエ先生に
診て貰うと。
1.耳の鼓膜が破れて膿がたまったネコにこういう症状が現れたことがある
2.目の瞳孔の大きさが違うことで右目と左目の遠近感に違いが生じて
眩暈がおきてるはず
3.そのせいで食欲がなくなったり、まっすぐ歩けなくなったりする
4.抗生物質を飲ませて回復すると思うが、目の瞳孔は治らないかもしれない
6.他に考えられるのは、何かのはずみで頭をぶつけて脳の前庭部分に衝撃が加わると
こういう症状になる
想像することができた。これは事件というよりは事故か。結果、抗生剤の
注射を打ち1週間分の薬を貰って帰宅。幸い、しばらくすると
がご飯を食べたいというのでスープに薬を混ぜて食べさせてやる
と、いつもの半分位の量だが食べてくれた。オトコマエ先生は「高いとこ
ろに登れなくなる」というので、これからしばらくは隔離かな?
と思っていた矢先、は天井にある自分の寝床まで、普通にジャン
プして登って行った。タマはつくづく思った。「は強いネコだな
ぁ」と。さらに、その翌朝のときたら、頭を打つ前よりも食欲過
多。眩暈はありそうなのだが、高いところも登るしご飯も食べる食べる。そ
して、それから1週間。の目はかなり回復した。写真を撮ってオト
コマエ先生に見せると、先生も大喜び。こんなに早く回復するとは思ってい
なかったようだ。さらに1週間分の薬をくれ、その間、異常がなければ薬も
終わらせていいとのことだった。あさってには薬もなくなるのだが
の目もよーく見なければ分からないくらい、同じ大きさになった。それに
してもは悪いなぁ。いまだにを待ち伏せしてるし。今ま
ではを難なくやり過ごしていたのだが、やっぱりトシな
のだろう。目ナシに捕まっちゃうなんて。しかしネコ同士のこと
は人間にはどうしようもできないので、二度とこんな事故が起きないよう
に今後はの身辺により一層、気を配ることになったタマホームな
のであった。の丈夫さには本当に助かるタマなのであった。事件
当日、大わらわのタマとをよそにだけが貴族のよう
にゆったりとしていたのであった。
大きさの違う
黒目が
ここまで
回復
診察が終わるまで手の震えが止まらなかったタマに応援を
いつもありがとうございます!