1月6日(水)13時29分に急逝したポヂ。
あの日、ポヂに起こったこと。
ポヂは年齢のせいか長毛ゆえの毛玉のせいか、食欲が落ちてムラ食いが出たりした。
そういう時は新しいカリカリを混ぜてみたり毛玉の薬で食欲を戻していた。
そんなふうにやり過ごしてきた。
それが2015年12月半ば過ぎ、急に食欲が落ちた。
またムラ食いが始まったかなと思い、カリカリの種類を変えてみた。
まったく食べないことはないけどちょっと少ない。
毛玉の薬も飲ませ、なんとか食べてるような感じになった。
年が明けて4日の夜中、ポヂが1回だけ鳴いた。
あお〜んって困った様な声だった。
どうした?って聞いて撫でるとゴロゴロ言いながら眠った。
そして翌朝。
ポヂの片目が真っ白に。
白内障はあったけど片目だけというのがオカしい。
動物病院に相談しに行くと、かかりつけの獣医さんは休暇交代制のため休み。
他の先生に聞くと
「白内障はゆっくり進むから見えなくなるより寿命のほうが早い」
と言われた。
ただ、やはり片目だけってのは気になるね、とも。
じゃあ様子見て連れてきます、と言ってその日は帰った。
家に戻ると、糸に抱きつかれた格好のポヂが出迎えに来た。
すると、真っ白だった目がほぼ普通に戻ってる。
よく見ると白いねってぐらいになってて少し安心した。
翌日、かかりつけの先生がいないこともあって病院へ連れて行こうか迷ってた。
そしたら、その朝はすごくカリカリを食べた。
食べなくなる前の食欲が戻ったみたいだった。
いつもならご飯を食べたらすぐ寝床に行くのに、その日はずっとリビングにいる。
さらに撫でろと言ってきたし機嫌も良い。
これなら病院に行かなくていいかな。
病院はネコにとって最大のストレスだし、できればかかりつけの先生がいる時に連れて行きたかったから、この日は様子を見ることにした。
食欲が戻ったし、寝ようとしないからお昼前にパウチのオヤツもあげてみた。
これもペロリと平らげたので、ようやく安心できた。
オヤツを食べたのに、この時もポヂは寝床に行かなかった。
13時をすぎた頃、新聞を読もうとソファに座った途端、ポヂが駆け寄ってきた。
私の脚の上に上半身を乗せて座った。
ポヂはいつもそうやってベタベタしてくるコで、いつものようにポヂを撫でながら新聞を読んでた。
その時のポヂがゴロゴロ言ってたかどうか。
これだけがどうしても思い出せない。
ふと、ポヂのお尻がソファからはみ出てるのに気づいた。
「ポヂ、もっとこっちおいで」
そう言って座る位置を整えてやって、また新聞を読み始めた数分後。
ポヂが急に弾かれたように飛び跳ねた。
その動きがすごく変!
後頭部を変な方向に強い力で引っ張られたような動きだった。
「ポヂ!? どうした!」
急いでポヂを抱き上げると。
もう息をしてなかった。
これがあの日に起こったこと。
あまりにも突然のことだった。
あの時の気持ちはいまだに言葉にできない。
でもホントは突然じゃなかったんだよね。
サインはあったんだから。
書き終わって泣いてたらトリに見に来られたタマに応援を ワラッタ
見に来てくれてありがとう