タイガーに乳腺腫瘍ができてしまった。
左脚のつけ根あたりに硬いできものがあって、場所的にもマズいかなと思った。

ただ、筋肉にくっついてないしガングリオン的なものかもしれないとも思ってた。
それが数ヶ月後…? よく覚えてないけどオット君が言うには半年ぐらい? 経ってから急激に大きくなった。
うずらの卵ぐらいの大きさ。
こういう時のために、ブログはこまめに書かないとダメだと反省。
記録、大事だわ。
そして、こういう時に限って、長年かかりつけ医のオトコ前先生がいない。実家の都合で帰省して、まだ病院に戻ってこられないとのこと。
しょうがないから院長のオバQ(あだ名)に相談したところ。
「乳腺腫瘍だったら80%の確率で悪性」
「細胞診やるなら全身麻酔で二度手間になるから触診してから決めた方がいい」
「触ればだいたいのことが分かるから連れてきて」
って言われた。
抱っこはできるけどタイガーをキャリーバッグに入れるのは到底ムリだと分かってた。
とはいえ、このまま放置するわけにもいかないから意を決して連れていくことに。
もうね、ホント大変だった!
大捕物が繰り広げられました!

なんせタイガーの爪が切られないもんだから
怖いったらない
洗濯ネットやら大きめの洗濯ネットでトライしたものの絶対ムリだと判明。
布団とか入れるどでかいネットじゃないとダメだと、急いでホームセンターへ行って買ってきて貰ったのがなんと。
あさりネット!

ネコ入れるのに農業資材だよ。
長さ1メートル近くもあるやつだ。
結果、オット君のお買い物、大正解。
タイガーが寝床の箱に入ったところ、ダンボールでフタをし、箱ごとあさりネットをかぶして箱を取り除く。

箱に閉じ込められるとすごく静かになるんだよね。
できればダンボールに入れて連れて行きたいくらいだ。
診察できないけど。
箱の中で安心したのもつかの間、ネット内に出されて驚きのタイガーは大暴れだけど、あまりにも大きいネットの中だとどうにも身動きが取れない。
なんせあさりネット、絶対破けない。
ものすごい丈夫。
「ごめんね、ごめんね」と言いながら、タイガーをあさりネットごとキャリーバッグのネットに入れ、入りきらない部分のあさりネットを切る。
タイガーもニンゲンもグッタリ。汗びっしょり。
そして、オバQ診断の結果。
乳腺腫瘍で間違いない。
ただ、硬さの感じからいって悪いものじゃない。
とりあえず、ひと安心はしたものの治療についてはこう言われた。
腫瘍は切除してもまたすぐ再発する。
放射線治療は乳腺腫瘍に効果がない。
抗がん剤をやるとネコは衰弱する。
基本的にタマハウスは治らないものにムリな治療はしない方針。
抗がん剤の選択肢は元々なかった。
再発の可能性が高いのに手術のリスクも怖い。
ただ、腫瘍は必ず大きくなるので、そのうち皮膚を破って表に出てくる。
それをどうケアできるか。
感染症の投薬はともかく、タイガーが果たして腫瘍を拭かせてくれたりガーゼを当てさせたり服を着てくれるかが問題。
それでもケアはやるしかないのだからと決めて、腫瘍の切除はやらないと決めた。
これが9月末日のこと。

家に帰ってきたタイガー
不信感でいっぱい
1週間ぐらい避けられたけど、毎日のブラッシングでなんとか信頼を取り戻せた。
せめてリンパの流れを良くして日々の体調を整えよう。
今現在、治療方針が変更になったタイガーに応援を ゾクヘン、イソイデカク
